無くした魂を探して

た〜さん

2011年12月22日 18:01

朝の続き。

心の中を虚しさが覆う。

理由はわかっているんだ…けど…どうにもできない。

自分に喝を入れるため、裏山アタック。




ただいま日本最北端の街の積雪量は59センチ。

札幌はこの半分くらい?



マイナス3度くらい。

風は微風。

明らかに昨シーズンより雪が多い!

去年の12月はスノーシューを買ってなかったが、普通に歩ける程度の雪。



旧スキー場コースを外れて森林に入る。





木々の間を縫うように歩き続ける。

サラサラしたパウダースノーの上は気持ちよい。

登りで汗だくになるが、この天気と雪のコントラストに疲れも吹き飛ぶ。





誰の足跡もない雪の上を静かに歩く。





自分の足跡だけが残される



こんなに天気が良いのなら…昨日の夜…キャンプに出撃すれば良かった…(爆)。
そんな思いが脳裏をかすめる。

仕方がない、その気持ちを山歩きにぶつける。



真っ白な雪は心を癒す。

無になれ!

大自然に飛び込め!

いつしか心は、そう変化していた。



深くなる雪に足をとられ、余計なことは考えない。

ただ、ひたすらに登る。



街が見えてきた。

小さな田舎町だ。

フフッ、こんな場所を歩いてる人間がいるなんて…誰も思ってないだろう。

いや…、こんな場所を歩こうなんてことを考えもしてないだろう。



1時間半くらい歩いてから、休憩をとる。







ダメだって言ってるのに…今日もアルコールストーブだ(爆)。

どうやら…アルコールストーブにとりつかれてしまったようだ(汗)。

故障知らず、火力は弱いが静かに燃えるアルコールは、自然の音を限りなく聞かせてくれる。

使う水の量、アルコールの量もわかってきた。

ただ…、ハードアノダイズド加工はされているが、スタッキング時のキズが気になる。

この大きさでチタンだったら最高なんだが…。



( ̄∇ ̄|||)…

インスタントコーヒーを飲むお湯を沸かすのに、チタンもアルミもたいして関係ない(爆)。



再び歩きだす。

何処まで歩くかは決めてなかったが、1等三角点を目指すことにした。



かなり大きな鹿の足跡が道を横切っていた。



残念ながら、礼文島は見えたが利尻島は雲に覆われていた。





そして、1等三角点まで後15分くらい…。

電話が鳴った。

「緊急事態発生」

ピークを目の前に下山。


雪の中を思い切り歩いて、今…スピリットが復活しそうだ。

そう…消えかけた熱い魂に少しばかりの火がついた。

行け!BISNMO。



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