撤退
今日も歩くぞ!
と…出発。
裏山も春夏秋冬と50回以上歩いてるから…飽きてきた(爆)。
昨日2回目の縦断を成し遂げたら、よけいに飽きる。
まぁそんなこと言っても、一番近いハードに歩ける場所はここしかない。
あの丘を越えて尾根伝いに歩く計画。
気温マイナス8度、公式の風速6メートル…くらい。
しかし、海沿いの丘は西からの強風が吹き付けている。
またまた傾斜のキツい坂。
スノーシュー履いてても滑り落ちる。
BISNMOはポールを使ってません。
傾斜のキツい場所を歩くから、ポールあっても役に立たないから。
平らな場所なら有効だろうが、斜度がきつくて崩れやすい雪の中では邪魔かな〜と。
2年前にポール買ったときに歩きがギクシャクしたのも原因。
それ以来両手は自由にして歩く。
緩い坂道ならポール欲しいけど…。
( ̄∇ ̄|||)アレッ
表面は固いが、10センチくらい下は雪が軟らかい。
踏ん張りが効かない。
諦めてスノーシューを外す。
ラッセル(爆)。
膝まで埋まる。
上に行くほど風が強くなる。
固い雪面で再びスノーシューを履く。
実はこのとき立っているのがやっとの強風に曝されていた。
風上に顔を向けると、強風に削り取られて飛んでくる雪が顔に当たり痛い。
風に押されて体が流されるくらい。
更に風が強くなると、もはや立っていられない!
雪面に四つんばいになり、風に吹き飛ばされない体勢で耐える。
青空が見えたのもこの時まで。
風上に背中を向けて上を目指すが、風下に流される。
そして…、吹雪いてきた。
顔が痛い。
これ以上歩いてるのは危険だ。
この先、やはり雪崩の跡があった。
撤退。
わずか100メートル下ってきたら風は弱くなった。
このルートは風の通り道になっている。
いや〜、一昨年の黒岳頂上もすごい強風だったけど、今日はそれ以上(汗)。
行動時間1時間半。
昨日より厚手のアンダータイツとミッドレイヤーにしといて良かった。
日本最北端の街…侮れないな(爆)。