山テント泊…
た〜さん
「今月後半に素敵な場所にキャンプに行かない?」
「満天の星空に電気、ガス、トイレなし、石ころだらけのキャンプ指定地」
ファミキャンのT
「嫌です」
た〜さん
「最高にワイルドだぞ!普通のキャンプ場じゃ味わえない経験ができる!」
ファミキャンのT
「電気、ガス、トイレなし?石ころだらけ?無理です!そんなファミリーテントしかないのに行けません」
た〜さん
「泣いても叫んでも誰にも聞こえない場所」
ファミキャンのT
「無理」
た〜さん
「何かあっても俺が必ず貴方を家族の元へ届ける!安心しろ!俺を信じろ!」
ファミキャンのT
「…」
た〜さん
「背負ってでも連れ帰るぜ!」
ファミキャンのT
「じゃあ、最初から背負ってください」
た〜さん
「…」
「熊が出ても…、俺が貴方に熊撃退スプレーを浴びせて、熊に貴方が襲われている間に助けを呼びに行く!」
ファミキャンのT
「助けになってないし…」
た〜さん
「ジーンズ、綿のシャツで大丈夫」
「俺は…、専用のウェアだがな」
ファミキャンのT
「ジーンズ、綿のTシャツしかないし、キツネかと思ったら熊出るかもしれないし、テントはファミリー用だし、石ころだらけ…、行けるかーー!そんな所!?」
た〜さん
「俺を信じろ!」
ファミキャンのT
「信じられん」
「1人で行ってください」
山登りしない人なら人生一生に一度もない経験できるチャンスなのに…。
なぜ…チャンスを逃すかな〜?
た〜さん
「お前は…子供に、お父さんはこんなすごい場所でテント泊してきたんだって言ってみたくないか?」
「子供にお父さんのワイルドさん見せたくないのか?」
ファミキャンのT
「見せなくて良いです!」
必死の説得も…逆効果?