HISTORY OF NORTH 3
そして暴走。
冬にキャンプという、明らかに人様から後ろ指指される行為。
しかし、止まる術を知らない私はブレーキの壊れた車で坂道を転がり落ちるようにキャンプへ向かった。
ある意味車で行ける北海道冬キャンプの最高到達点。
標高1000メートル、気温マイナス19.5度。
壊れた私は、日本最北端より7時間近くかけて白銀荘前キャンプ場へ。
2010年3月のことだった。
寒い…、ガスストーブは限界を超えた。
マイクロレギュレーター搭載CBガスストーブは、MAXでも火力は落ちる。
手で温めながら料理した。
めちゃくちゃ熱い吹き上げ温泉露天風呂に1人で入った。
凍えそうな体に力がみなぎる。
しかし…1時間後には再び凍えそうな(爆)。
ペットボトルの水は凍り付き、砕いてお湯を沸かしコーヒーを飲んだ瞬間に…温かい飲み物の偉大さを知った。
冬キャンプの本当の始まりはここからだった。
4月、雪のほとんど無い初山別みさき台公園へ。
1ヶ月に3回初山別のクローズ中のキャンプ場を利用した。
やっと春らしくなってきた道北。
春キャンプスタートの場所は、
兜沼公園キャンプ場。
まだ茶色なキャンプ場。
緑はほとんど無い。
そして、2010年の目標に歩くことを入れた。
そう、目指すは標高2000メートルオーバー。
そのために訓練開始。
フットパスを歩き、ザック(ノンブランドの1000円)に重りを入れ歩く。
今思えば…、靴はキャラバンC1だったが、レインウェア無し、化繊と綿のカジュアルパンツに普通な靴下、そして500円の化繊Tシャツ。
初の山登りは、敏音知岳。
ひたすら登り、誰もいない(途中1人いた)登山道を歩く。
熊に怯えながらもたどり着いた頂上はオホーツク海から利尻岳まで見えた。
ついに山男になった気分であった。
いよいよ次は1000メートルオーバーを目指す。
ニセコアンヌプリ。
ニセコ連峰の主峰。
山らしい山、そして景色に感動。
この日、Z氏とサヒナでキャンプ。
星空に人工衛星が見えたのを記憶している。
翌日、ニセコから札幌、そして…
朱鞠内にてナチュラムブロガーのタンタカ師匠とお会いした。
ゴアライト繋がりから発展して、タンタカ師匠が向かった朱鞠内に私も行った。
初のブロガーさんとの出会いであった。
タープをいただいた。
今も覚えてます。
いよいよ、2000メートルオーバーの山を目指す。
選んだのは十勝連峰の最高峰、十勝岳。
今までの山登りの2倍は時間がかかる。
そして、私の装備はいつしか…有名ブランドのザック、ソフトシェル…が増えていた(爆)。
2000メートルオーバーの山は、やはり違うと思った。
スケールが雄大だ。
次なる目標は、北海道最高峰。
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